とある日本人の深セン暮らし

2年間中国深センに暮らしたとある日本人の備忘録

深セン生活

深センでQR自販機で化粧品サンプル配布。会社のメリットとは?

先日深センのショッピングセンターを歩いていたら、急に長蛇の列になっているところがありました。

何かと思ったらWeChatのアカウントを登録すると、資生堂の化粧品のサンプルをもらえるプロモーションでした。

中国女性の美肌を追求するモチベーションは、本当に高いなと感じます(笑)。

この記事ではこのプロモーションによる「人材の削減」「販促の効率化」を感じたので、まとめてみました。

別のショッピングセンターでも外資系の化粧品サンプルをもらえそうなので、試してみたレビューも書きます。

中国ではWeChatは販促手段としてもメジャーで、Lineと同じような立ち位置のコミュニケーションツールです。

残念ながら中国国内の電話番号で本人認証があるため、番号を持っていない方には試せません。この記事でもサンプルをもらうまでの流れを解説してますので、参考にしてみてください。

中国にお住まいの方は、ぜひ見つけたら挑戦してみてください!

中国のQRコード自販機を使った販促方法

中国のショッピングセンターで女性たちが長蛇の列を作っていたのは、資生堂の化粧品サンプルがもらえるQRコード自販機でした。

自販機といってもお金を支払うわけではなく、画面に表示されたQRコードを読み取りWeChatでメーカー公式アカウントを友達追加すると、自販機からサンプルが取り出せる番号が発行される仕組み。

スマホに表示された番号を画面に入力すると、化粧品サンプルが自販機から出てくるようになっています。

資生堂は中国でも人気の日本化粧品メーカーでサンプル数が限られているのと、列を作っているというダブルの効果であっという間に行列(笑)。

シンプルだけど行列が行列を呼ぶのか、どんどん女性が吸い寄せられていました。

QRコード自販機を使った販促のメリットを考えてみた

このWeChatで友達になるとサンプルをもらえる自販機、単純な仕組みですが広告を出す方としては色々メリットが大きいのだろうなと思い、考えてみました。

WeChatアカウントは携帯番号と必ず紐づく仕組みで、中国ではWeChatの支払いなども行えるくらい浸透しているコミュ二ケーションアプリです。

WeChatは誰もが必ず持っている、携帯番号に紐づいている、若い人から年配の人まで誰でも持っている、連絡を取り合うのに欠かせないツール…ということで販促の効果も大きいのかもしれない、と予測できます。

数量限定が確実に制限できる

QRコード自販機による販促はWeChatや電話番号と紐づけることで、1人当たりに配布できる数量を確実に制限できます。

逆に言えば、限られた販促品を多くの人に配るのが可能になるので、よりたくさんの人にプロモーションが可能になります。

実際使ってみたところWeChatアカウントなのか電話番号なのか、もしくは使った番号は何度も使えなくなっていました。

実際にWeChatアカウントや電話番号によって、サンプルを取り出せる番号の発行を制限しているかはわかりません。

しかしWeChatのお友達登録した後に番号が発行されていることを考えると、WeChatアカウントもしくは電話番号1つに対してサンプル1つを配布している可能性があります。

例えば昔はサンプルを配るのにお一人様1つといっても、もらった後にもう1度並び直してもらっちゃおう!

みたいなことを考えている人はいましたよね(笑)

アカウントか電話番号に制限することでこういったズルはできなくなり、限定数量をより多くの人に配布する狙いがあるのではないか、と考えられます。

人件費の削減

このQRコード自販機を使ったプロモーションでは、キャンペーンに関わる人件費を最小限でできるとも考えられます。

普通サンプルを配る時は、数名でキャンペーンガールや人員を用意するのが普通ですよね。

でもこのQRコード自販機ではサンプルの受け渡しは機械が行ってくれるので、実質この自販機に1人がついてQRコードを読む、番号を入力するのオペレーションに対応すれば十分に回りそうでした。

実際に私が中国でQRコード自販機を見た時も、キャンペーンガールと思しき女性は1人だけの場合とサンプルを補充している人の2人体制の場合をみました。

おそらく平日と休日の混み具合の違いだと思いますが、最小限の人数で運営してても混乱している様子はありませんでした。

今まで1000人にサンプルを配るのに5人のアルバイトを使っていたとしたら、その分の時給がコストになります。

でもこのQRコード自販機でサンプルを配る方法であれば、最小で機械のレンタル代と1人分のアルバイトさんのお給料で済み、コスト削減になるのは簡単に想像できます。

後の問題は機械がいくらか、ということでしょうか(笑)。

リスト取得とタッチポイントを増やしやすい

QRコード自販機は化粧品サンプルを無料で配る代わりに、WeChatのアカウントでお友達になることでリストの取得が用意になるメリットもあるでしょう。

マーケティング関連では有名なリスト、見込み客のメールアドレスを集めて、定期的にアプローチしていくことで企業や商品に興味を持たせたり、購入まで導くことが可能と言われています。

中国では個人でもお店でもこういったWeChatのお友達になるとクーポンが送られる、といった手法は一般的です。

私もマッサージに行った時にマッサージ師から「友達になってほしい」と言われ、アカウント交換をしています。また自宅で頼んでいる水の配達員のアカウントとも繋がっていて、水の配達を頼む時に連絡しています。

もちろんこの例に違わず私のWeChatのメッセージにも、サンプルを配っていた企業から定期的に販促メッセージが送られてきます。

メッセージアプリの使い方は日本のLINEの公式アカウントとつながってスタンプがもらえる手法とも同じなので、同じ仕組みでしょう。

実際にQRコード自販機で高級化粧品のサンプルをもらってみた

深センではショッピングセンターでよく見るQRコード自販機でのプロモーションを、外資系の高級化粧品のサンプルに惹かれて試してみたので、やり方を解説します。

化粧品サンプルをもらう方法はとても簡単で、スマホに表示された順にやっていけばサンプルを取り出すための番号がもらえるので簡単でした。

サンプルを取り出すコードを取得

  1. QRコード読み取り
  2. SMSによる本人認証
  3. 番号を取得

自販機の前にある立て看板、もしくはQRコード自販機の画面に表示されたQRコードを読み込みます。

するとWeChatアカウントと繋がる画面がスマホに表示され、同時に電話番号を入力し、パスコードを発行するボタンを押します。

写真は見えずらいですが、上から次の項目を入力していきます。

  • 携帯番号
  • パスコード発行ボタン
  • パスコード入力
  • 送信ボタン

入力した電話番号のSMSに番号が送られてくるので、SMSに送られてきた4桁の番号をスマホに表示されている画面に入力します。

本人確認が終わるとWeChatでお友達になる画面が出てくるので、許可をして企業アカウントとつながります。

ここまで行うと画面にQRコード自販機からサンプルが出てくる番号が表示されます。

スマホ画面に表示された番号を自販機に入力

スマホに表示された番号をQRコード自販機に入力すれば、サンプルを取り出すことができます。

出てきた箱がとても豪華だったので、たくさん入っているのかな…と期待して開けたらパウチ状のサンプルが2つ入っているだけでした(笑)。

QRコード自販機のプロモーションは企業のメリット多し!

深センで見つけたQRコード自販機のプロモーションのメリット、実際のサンプルがもらえるまでの流れをまとめました。

このプロモショーンのメリットは、数量限定、人件費削減、リスト取得を簡単にするなどのメリットが挙げられます。

消費者側は高級化粧品なら試してみたいと思う女性の気持ちをうまく利用して、WeChatのアカウントで繋がるハードルをぐっと下げているのだと思います。

実際に私はWeChatで企業と繋がることは何も抵抗がなかったですし、どちらかというとサンプルがほしい気持ちで登録などの煩わしさも感じませんでした。

中国でQRコード自販機を見つけたら、ぜひ見てみてください!

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