中国への日本人駐在員の方はコロナの影響が続く中、徐々に中国に日本人を戻そうという動きが加速する中で中国入国後はどうなってしまうのか、、、と不安な方もいらっしゃると思います。
コロナで一時帰国中の夫が一足早く8月上旬に中国へ戻れたため、コロナ禍での日本出国や中国入国の手順、隔離先への移動方法についてご紹介します!(妻が夫からヒヤリングした内容で、本人体験談ではありませんが、、、)
夫が中国に帰国した経緯は中国の現地会社での招聘状の発行の許可がおり、現地の日本人団体によるチャーター便へ乗せていただくことができたため。
月上旬では中国行きの民間航空機はほぼストップしていたので、今後民間機で帰国される方とは少し手順が違うかもしれません。
ただ空港到着後やPCR検査の手順は同じことも多いと思いますので、夫の体験がどなたかの参考になりましたら嬉しいです。
目次
中国への到着後の流れについて
コロナ禍で中国へ出発した日本人赴任者の中国広州に到着後の入国までの手続きの流れはこちら。
- 空港到着後番号シールと軽食配布
- PCR検査まで待機
- PCR検査
- 入国審査
- 隔離先ホテルへ移動
それぞれに起こったことも詳しく聞きましたので、紹介します。
空港到着後、番号シールと軽食の配布
飛行機を降りた後、順番シールと軽食のサンドイッチやカップケーキが配られPCR検査まで待機となるようです。
チャーター便はJALの運航だったためメッセージカードも一緒に配られて、なんとなく一体感があったとか、、、笑
すぐにPCR検査にならない人は、チャーター便に乗る前に登録した健康码の事前チェックもここで受けます。
(健康码はチャーター便を手配してくださった団体の方から事前に案内が送られて、出発前の空港で登録したようです)
日本人団体の名札をつけた通訳の方がかなりいたらしく、おそらくは団体の方で通訳を派遣していたのでは?ということです。
ここはチャーター機ならではの配慮だったようで、普通の飛行機での渡航では期待はできないかもしれません。
PCR検査までの待機と時間
夫の場合はPCR検査までの待機時間は空港到着後の2時間くらいだったようです。
番号カードは飛行機の前に座っていた人から配られたようなので、前の方に座った方が待機時間も短いようです(これは席の指定がないチャーター便ならではですね、、、!)。
ひたすら待つのはしんどいと思いますが、同じ会社の方も乗っていたようなので親睦は深められたのではないでしょうか。会社の方が同じでないなどの場合は時間潰しできるものを持っていった方が良いかもしれませんね。
PCR検査
空港到着後に配布されたシールの番号順にPCR検査は行なっているようです。夫は178番だったそうなので、割と後の方だったかもしれません。
番号が呼ばれたらPCR検査のための事前登録でパスポートと健康码を登録してもらい、検査へ進みます。
PCR検査は鼻と口に綿棒を入れるタイプらしいです。検査自体は手慣れているのか非常にスムーズだったとのこと。
PCR検査が終わったらパスポートにQRコードが印刷されたシールを貼られて返されます。
PCR検査の結果がでるまで入国や隔離先のホテルへの移動はできないという噂もあってか、夫もここで長時間の待機を想定していたようです。オペレーションが効率化されたのか、PCR検査が終わると入国検査になるようです。
入国審査
PCR検査後、スマホのショートメールにメッセージを受け取り入国審査ヘ進みます。
(ということは、中国の携帯か中国で使える携帯電話番号がないと、このメッセージが受け取れないかも、、、?)
この入国審査前のメッセージは広東省の健康码用らしく、広東省内ではこれで足取りを追う模様です。
(日本では隔離先ホテルから出かけた人が話題になりましたが、中国だとガッチリ追われるのかなぁ、、、)
なんだかんだで入国審査も20分くらいは待ち時間がある様子。入国カードに電話番号を記入し、係員によりビザと入国カードをスキャン。
チャーター機のため税関のチェックはなく、PCR検査でパスポートに貼られたシールをスキャンし空港の外へ出て隔離先のホテルへ向かうバスに乗り込みます。
隔離先ホテルへ移動
中国では入国した外国人には入国後14日間の隔離が義務付けられていますので、一緒の便に乗っていた人はこのまま隔離先へ移動となります。
バスは人数が揃ったら順次出発する流れのようで、人数20人くらいで座席数の7割くらい。
待ち時間は20分程度と割と流れは良いようです。
夫の隔離先は同じ便の人と同じく日航ホテルだったようで、ホテル到着後も何かと時間がかかっていたようです。
ホテル到着後から14日間の隔離生活の話はまた別記事でご紹介します。
コロナ禍で中国へ戻った日本人赴任者の入国などの流れまとめ
中国での入国制限もあり中国到着後はPCR検査後結果が出るまで長時間待たなければいけないのでは、、、?という懸念もありましたが、隔離先のホテルへすぐ迎えるようなので実質の待ち時間は3〜4時間になる模様です。
今回は運良くチャーター便に乗れたことで通訳の手配などが充実していた&他の便が究極に少なくなっていることを考えると、チャーター便以外での中国入国や隔離先ホテルへの移動はもう少し時間が長くなるかもしれません。
入国までの待ち時間は数時間単位になることもあるので、疲れないよう工夫できる準備やホテル到着後に少しでも旅の疲れを癒すことができるよう準備をしていくことをオススメします。(ちなみに夫は大量の炭酸系入力剤を持っていってました!)
コロナの影響で一時帰国されていた日本人赴任者や家族も徐々に中国への入国規制は緩和されつつあるようです。
この記事を執筆した8月中旬時点では招聘状が許可された一部の企業の日本人駐在員かつ本人のみしか中国でのビザが入手できなかったため、比べると中国へ戻るのには希望が戻りつつあると感じます。
コロナをきっかけに家族が離れ離れで暮らすことを余儀なくされている方もいらっしゃると思うので、少しでも早く良い方向へ状況が動くことを願っています。