中国語

中国語の勉強で一番最初にやるべきは発音!おすすめの練習術紹介

2018年8月24日

30歳を超えて予想だにしなかった中国移住、中国語超初心者の私がまず中国で生活する上で必要な中国語を身につける上で大切だと思ったことをご紹介します。

実は大学時代に半年間中国語の単位を取ったのですが、発音の抑揚、いわゆる四声が難しすぎて6ヶ月で挫折。

中国に住む上ではそんなことも言っていられなくなり、中国語を中国で最低限生活するために私に必要なのは長年の中国語の発音の苦手意識をなくすこと、だと考えました。

それには超基礎から発音を練習するしかない!と腹をくくり、四声と子音の発音に集中して3ヶ月練習し続けました。

この記事では私が中国語中国で「なんとなく通じるレベル」になった時の最初の1歩、中国語の発音と四声を超初心者の時に勉強した方法を、実際に使った本をご紹介しながら振り返っていきます!

中国語の発音を一番最初に練習した理由

中国語は声調(もしくは四声)と言われる「声の抑揚」そして「子音の発音」が正しく発音できないと、中国人に話しかけても全然言いたいことが伝わらない、というくらい大切な要素です。

「声調」(せいちょう)は、音に高低、上げ・下げの変化がついて、主に1声から4声まであるので「四声」(しせい)ともいいます。同じ音節(ma)でも、「声調」が違えば、全く違った意味になります。

引用元:音が見える!中国語発音レッスン

英語はかなり出身国の訛りがある人でもネイティブと普通に通じている人が多いのを知っていた(例えばインドや東南アジア圏の人でもアメリカ人と普通に会話できていたり…)ので、中国語学習当初は中国だって「なんとなくOK」なら察してもらえるだろう、と思っていました。

はい、この考えはかなーり甘かったです。

現地の人に話しかけられるたび頑張って話そうと覚えた単語をつぶやいては、

「ハァ( ´Д`)??」

と言われることがほとんど。

というのも中国語では同じ発音でも、声調(四声)が違えば「全く意味が違う単語」というものが数多く存在するのです。

英語では同じ発音でイントネーションが違うだけで意味が違うという単語はほとんどないありません。また私は東京出身なので、三十数年間使ってきた日本語でさえほとんど抑揚のない話し方。

大学時代に半年だけ受けた中国語の授業でも、この声調(四声)通りに抑揚をつけて話すが超苦手なのは経験済みなので、とにかく相手に伝わる中国語を習得するにはこの中国語の発音が肝だ、と薄々感じていました。

そのため中国へ引っ越すことが決まってすぐにとにかく中国語の発音をマスターすべく、本屋へ走ったのでした。

余談ですが、一番最初に中国人にかなり強い口調(に聞こえる)で「ハァ?!」と言われてショックが大きすぎて挫折しかけるので(笑)、中国語が伝わったという成功体験を早めに持つことで私は中国語を勉強するモチベーションが保てたと思います。

そう言った意味でも最初のうちに中国語の発音を「正しく」発音できるようになるのは、中国語の勉強を続けると言った意味でも大切で、やって良かったと思っています。

中国語超初心者が発音練習をするのにおすすめの本は?

十数年前に中国語の発音で挫折した私が中国語の発音と声調(四声)を練習しておすすめだと思った本は、「音が見える!中国語発音レッスン」です。

中国へ移住したから現地の語学学校に通う予定にしていたので、引越し前と移住後であわせて3ヶ月の独学中はとにかくこの本を地道に練習しました。

超初心者だった私が中国語の発音練習にこの本をおすすめする理由もご紹介しておきます。

単語と一緒に声調を練習できるから自己流の発音になりにくい

「音が見える!中国語発音レッスン」は中国語の子音単独の練習のほか、色々な声調(四声)の組み合わせで単語を練習することができるのが私はおすすめしたいポイントです。

声調は文法の入門書などに書かれている練習項目ですと「ma(マー)」で練習することが多いのですが、実際に発音する単語は声調(四声)が組み合わさって構成されています。

中国語を話していると一文字の時には声調を正しく使えるのに、他の単語と組み合わさるととたんに正しい声調(四声)で発音できなくなることがあります。

声調は上から下げたり、下から上げたりの抑揚が大事なので、色々なパターンに対応できないと冒頭でもご紹介した「ハァ?!」がお見舞いされることが多くなります(笑)

この本は色々な声調の組み合わせのパターンで単語の発音練習ができるようになっているので、自分の苦手な声調の組み合わせは重点的に学べるのがとても良い点だと思います。

日本人が苦手な中国語の発音を声調と一緒に練習できる

「音が見える!中国語発音レッスン」は、特に日本人が苦手な発音も重点的に練習できる内容になっているので、日本語にない発音なども数多く練習できます。

中国語の発音を練習しているとちゃんと発音できるようになったことばかり目が向きがちですが、苦手な部分も克服していかないと実際のコミュニケーションをするまでは難しくなってしまいますよね。

普段会話をしているのにこの発音はできるから言えるけど、こっちは苦手だから言わない、使わないなんてことはできないですよね。特に日本語が母国語であるがゆえに発音が苦手、はどうしても仕方がないことだと思います。

でもそんな単語は日本語に発音がないだけなので、練習してコツをつかめばできるようにもなります。そう言った苦手克服のためにも、弱点の発音や声調を見つけて重点的に練習するのにこの本は合っていたと思います。

中国語の発音のコツ、口の形が丁寧に解説されているから独学でもわかりやすい

「音が見える!中国語発音レッスン」は一人で学びやすいように、発音のコツや発音する時の口の形が丁寧に、しかも文字で読んでいてもわかりやすく解説されています。

中国語の発音はネイティブから直接習って口の形や動かし方を見て再現するのが一番早いしわかりやすいと思うのですが、なかなか何も話せないのに教室に通うのはハードルが高いですよね。

その前に基礎はなんとなく勉強しておきたいから本を買うわけで、その本が「読んでも何言っているのかわからない」だったらどうやったって発音を身につけるのは難しくなります。

この本は文字で読んでも「アの口でオーを発音してみる」のように、試してみると感覚を掴めるような解説がされているので初心者でも理解がしやすいです。

もちろんCDはついているので、音マネで発音を練習することもできます。

発音が飽きたら簡単な会話が練習できる

「音が見える!中国語発音レッスン」は声調や子音の発音練習だけではなく、後半は簡単な会話のフレーズを練習することができます。

いくら中国語の超初心者とはいえ「アー⤴︎、イー⤵︎、ユー→」みたいな練習だけだったら、一体自分は何してるんだろう…とモチベーションを失いそうですよね(笑)。

私も一番最初の頃は「アー⤴︎、イー⤵︎、ユー→」と子音単独の発音が慣れてくるとさすがに飽きるので、最初の15分は子音単独の練習パートを重点的に、次の30分は声調の練習、最後15分は簡単なフレーズを覚えて発音すると言った時間割で勉強していました。

少しの変化や簡単なフレーズまで言えてくると、ちょっとずつ進歩が見えて楽しくなってきますよ。

中国語の発音練習は単調だけど習得すれば大きく進歩する!

中国語の発音を練習し始めた時はとにかく子音の一つ一つを練習するのでとても地味ですが、1回習得できればより早いタイミングで伝わる中国語を話せるようになります。

私も最初に中国語を始めたばかりの時は「マー⤴︎、マー⤵︎、マー→( ´θ`)…」をひたすら練習していたのですが、たまに「私何やってるんだろうか…」と思う時もありました。。。

しかし実際に中国へ移住してネイティブのレッスンを1番最初に受けた時から、先生に「発音がすごく上手!」と褒められたのです!

私より1年以上前に中国へ赴任していた夫と一緒にレッスンを受けていたのですが、「旦那さんより上手。なんで?(笑)」と言われて、その時私の発音練習方法は間違っていなかった、と確信しました!

ちなみに夫はこうした地道な発音練習は一切していなかったので、一緒に中国語教室に通い始めた時から今まで発音を直されることが結構あります。

発音練習は超超地味な作業ですが、1度できるようになればあとは文法や単語を練習しつつ苦手なところだけを練習すればよくなるので、中国語を使うモチベーションや自信にもつながります。

特に勉強し始めの初期のときから「正しい」発音を練習しておくことで中国語を使うのが楽しくなりますので、ぜひ一番最初は発音練習に時間を割くのをおすすめします!

▼私が発音の練習に使っているのはこちらの本です。気になる方はぜひこちらのリンクから詳しい中身や口コミもチェックしてみてください。

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