理系大学院卒がアパレルに就職?!実際の就職、キャリアや仕事は?

理系大学院卒がアパレルに就職?!実際の就職、キャリアや仕事は?

30歳半ば、会社人生9年で中堅ポジションの今、「研究職以外に就職した理系大学院のキャリアはどうなのか」を振り返ってみました。

この記事はこのような方の参考になれば嬉しいです!

  • 理系大学院だけど、研究職以外の仕事に就きたい
  • 理系大学院生が研究職以外で有利な職種って?
  • 院卒が研究職以外で、どのようなキャリアパスを描くか知りたい

 

選ぶ進路、就職先によって人生の有利不利がある気がする、でも今やりたいこととは違う。

やりたいことを選ぶべきか、やりたくなくても有利そうな方を選ぶべきか…

そんな悩みは、誰でも、ぼんやりと、いつもあるものですよね。

大学3年生で大学院に進学すると決めた時、「就職先があるか」「就職した後に給料は上がるのか」とモヤモヤとした不安がありました。

でも会社に入って9年目の今(2018年現在)、理系大学院から研究職以外に就職して、とても良かったと思っています。

 

この記事を書く理系院卒の基本情報

  • 学部:IT(Web系)、プログラミング、画像処理、動画制作、AI、認知科学など
  • 専攻:環境情報学
  • 研究テーマ:TVのコマーシャル
  • 大学院の実績:実験、論文、学会発表(国内・海外)

端的にいうと、専攻の内容はITです。

文理共通な要素が強く、高校生まで文系だった私も単位を取るのはさほど難しくない&もともとホームページ作りなどが好きな私にはITは勉強したりないほど好き・:*+.\(( °ω° ))/.:+

なので、大学院への進学を決めました!

 

こんなIT系大学院生が就職に選んだ業界

理系大学院生というと研究職のイメージがあるかもしれませんが、

私は自分が、有利になれそうな業界を就職先として選びました。

それが小売業。

「アパレル関係って、社員の人がパソコンとかITスキルに弱そう」と考えたんです(完全にイメージで 笑)

でも、その判断は間違ってなかった!

 

私がなぜ専攻と同じIT系の会社を選ばなかったかというと、大学でオタクと言われる人たちのPCやプログラミングスキルのレベルには勝てないと思ったからです。

 

そこに太刀打ちできるほど、自分に専門性がある職が向いていると思わなかった。

プログラミングは好きだし、知識はあるけど、会社でバリバリプログラミングしたいか?というとそうでもなかった(笑)

そんな自分が、プログラミング大好きな学生たちが就職したIT系企業では、絶対自分のスキルでは周りに埋もれる…(*´Д`*)

 

どうしたら自分が優位に立てる会社を選べるのか…

あ、パソコン、インターネット、Webサイトとかに詳しくない人が多そうなところに行けばいいじゃん!

「よし、サービス業だ!!!٩( ‘ω’ )و」

今考えると、自然にマーケティングの3C(自社、競合、顧客)分析ができてたんだ!と感動しますね(笑)

  • 自社:自分の強み
  • 競合:行きたい会社、業界にいるライバルの能力
  • 顧客:自分を雇ってくれる会社が必要としている能力

こういう人生の選択を自然とできているのは、やっぱり大学院行っておいてよかったことの1つです。

 

研究職以外に就職で、キャリアパスはどうなる?

文系大学生の就職が多い業界(サービス業、小売業)は、理系の需要は意外に高い٩( ‘ω’ )و

就職してからは転職したんだっけね?って思うくらい、1つの会社でも色々な職種を転々としましたが、そのほとんどが理系の仕事。

  1. アパレル販売員
  2. 経理担当
  3. ECサイトのシステム開発

全然違う職種に対応できたことも、大学院で身につけた粘り強さ、忍耐力、本質を理解する力が活きている!と信じてます(笑)

 

理系大学院生の強みは、どんな業界でも必要とされている

小売業でもサービス業でも、今の時代理系大学院で培う能力は絶対必要なものばかり。

  1. 数字に強い
  2. 論理的思考
  3. 忍耐力、粘り強さ
  4. 専門性の高い知識
  5. プレゼン力
  6. 英語力、海外経験(国際学会や英語論文執筆がある場合)

理系大学院生には、数字を扱う経理の仕事も、データから事実を語ってシステム開発提案をする仕事は、朝飯前のことが多い。

会社にいるとたまに、企画書に「感覚」的な文言があることがあります。

 

大半、おおよそ…など、数字的根拠ないんかい!っていう(笑)

この感覚的な言い回しは、理系論文ではNGな場合が多いので、実績や事実から数字を出すが基本の理系には強みになると思います。

 

さすがにIT部署は数字が強い、論理的思考だけではやっていけませんが、専門性が有利ポイントになりました。

ITが専門ではない人よりも知識の習得、仕事への対応も早くできたのがアドバンテージだった、と感じています。

その結果、異動して2年で主任職に昇進しました。

 

専門外の業界に就職する時に注意すべきこと

大学院での専門外の業界、会社を選んだ場合ある程度の下積み期間は必要、と考えた方が良いです。

研究職であれば今まで研究した実績が下積みになり、会社へ就職することができます。

でも、それ以外は、まず就職した会社で必要な能力、スキルを身につける期間があります。

だから、院卒の同級生たちより仕事の内容、職責などが遅れるのは覚悟しておいた方が良いです。

 

私の場合下積みは、当時会社の核となっていた事業のアパレル販売の仕事です。

大学院では身につかなかったファッションセンス、コミュニケーション能力が身についたいい経験でした( ´∀`)

入社してから2年くらいは「なんで大学院に入って、服売ってるんじゃー!?(*´Д`*)」と思って毎日泣いてる日も正直あった。

でも3年間でお得意様もショップで1番くらいできて、月200万売り上げて、と下積みが終われば楽しい思い出です。

 

この経験がなかったら、今会社で色々な部署の人に提案をしても、「説得力がない」「こいつは何もわかってない」と誰にも提案を聞いてもらえなかったかもしれない、と思います。

 

同じ釜の飯を食った、ではないですがそういう「連帯感」みたいなのが、時にプラスに働くこともあります。

特に20代、30代が40代、50代と対等に仕事をして行くには、そういうバックグラウンドが必ず生きてきます。

 

会社で「院卒」経験を有利にするには

大学院から会社へ入って会社で思い通りの仕事をしたい!と思うなら、その会社で評価される能力を身につけるのが大事だ、と思います。

会社で評価されるには、デフォルトで優秀でも、その会社で求められるスキルが根底にあるからこそ、なんです。

もしこういった下積みが嫌なら、初めから会社という組織への就職は避けるか、割り切って転職を前提にするのを考えるべき。

実際に会社でやってきた身として、そうアドバイスしたいです。

 

大企業や古くからある会社は、「会社の社風」や「DNA」を理解している社員である、という前提があって、追加で昇給や昇進につながる、というのが、これまでの経験から学んだことです。

会社にもよるので、会社を選ぶ時にOB/OG訪問で「ぶっちゃけ話」を聞くべきだと、今振り返って思います。

私は結果的にこう行った雰囲気に馴染み、良い感じに反発をしつつ、上司に頼られる存在になるには?を探してきたので、良いポジションを取れたと思います。

でもそれはあくまで結果論。

もし確実に手にしたいと思うなら、就職前に調査はしておくべき、と思います。

 

経験上、大手と言われる会社に就職した人、取引先、業界をみてきて、「自分の会社のDNA」「伝統」を守る体質、風潮が強いところが多いのも事実です。

 

会社は日々変わってきているので、若手や入社したてでも能力があれば、評価される土壌は整いつつあります。

それでも、部長、課長など一定数で自分を評価する人が、会社のDNAを引き継いだ人材だ、を頭においておくのはオススメ。

そこに対して不満を言うより、

会社の伝統、経験を大切にしたい人材に対してどうアプローチしていくのか、と大人に考えるのが、一歩深い勉強をしている大学院生ならではの強みなんじゃないか、と思います。

「こいつは面白い」「こいつをもっとビジネスで使いたいと思ってもらえるか?」論理的に考えられるのが、理系の強みでもありますよね!

 

関連記事

文系大学生が理系大学院へ理転は可能?スムーズに進学するための3つのポイント

 

ライフスタイルカテゴリの最新記事