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【HSK4級】3ヶ月前からやった試験勉強方法。これで合格できました!

2019年10月7日

1年の通学と自宅学習でHSK4級試験に受かりました。

この記事では、HSK4級試験の3ヶ月前からやった試験勉強の方法をご紹介します。

通常は中国語の会話のための通学をしているので、試験対策は主に自宅学習で行いました。

紹介する勉強方法はHSK4級合格+3ヶ月前からの試験に重きを置いた勉強なので、HSK4級の試験傾向に沿った方法で試験対策をしていきました。

HSK4級の試験合格に必要な中国語力は?

HSK4級過去問
実際受験してみてHSK4級の試験対策で必要なのは、「リスニング力」「単語力」「簡単な文法力」の3つだと考えます。

HSK4級の試験は、大きく3つのパートに分かれています。

  1. 听力(リスニング)
  2. 读书 (読解)
  3. 造句 (作文)

細かく習得していく必要があるとは思いますが、HSK4級の試験対策としてはこの3つを重点的に勉強するのが、合格には必須です。

HSK4級で重点的に勉強するべき項目は?

もちろんHSK4級の合格にはバランスよく中国語を勉強していく必要がありますが、個人的にHSK4級試験の3ヶ月前から特に重点を入れて勉強すべきだと思うのは「リスニング」「単語」の2つ。

HSK4級試験前に勉強するべきなのが「リスニング」と「単語」の2つの理由は、HSK4級の問題の出題数の分布にあります。

HSK4級の試験では100問中、リスニングが45問、読解が40問、作文が15問で点数が各100点の配分で300点なのです。

項目問題数点数
リスニング45100
読解40100
作文15100
合計100300

HSK4級の合格点は180点なので極端な話、リスニングと読解が満点なら合格することができます(笑)。

HSK4級でさほど勉強しなくても良い項目は?

逆にHSK4級試験である程度の知識さえあれば問題ないのは、「文法」です。

もし文法で自信がないな…と感じても、心配する必要はありません。

HSK4級試験で文法が必要な項目は、単語の並び替えをして文を完成させる問題と指定された単語を使った自由作文で、文法の用法を問うような問題はさほどありません。

もちろん文法問題を全く無視はできませんが、基本的には過去問に出題される文法が理解できていれば問題ないです。

HSK4級3ヶ月前の勉強方法は過去問の内容でOK

ズバリ!HSK4級の試験3ヶ月前の勉強方法は「ひたすら過去問を解く」ことです。

私がHSK4級を実際に受けた時も、3ヶ月前からひたすら過去問を解き8割以上が正答できるようにしてきました。

え?それだけ?と感じる方もいるかもしれませんが、ただ過去問を解くというより解いた後が重要。

リスニング

HSK4級リスニングの勉強方法
まずリスニングのパートはとにかくリスニング音声とスピードに慣れる必要があると同時に、単語を聞いた瞬間に漢字に変換するトレーニングをする必要があります。

HSK3級まではリスニング音声は2回読まれますが、HSK4級からは1回のみ。

ですがHSK4級のリスニング問題は4択で選択肢が印刷されているので、その中にある単語が聞き取れればほぼ正しい答えを選べます。

また日本人だからかわからないのですが、普段中国語を読む時は漢字から意味を理解しているからか、単語の発音を聞いても意味が理解できずに苦労しました。

例えばパッと「リーベン」と言われても「日本」と変換できず意味がわからない、とような感じです。

リスニングでは、発音を聞いて漢字がすぐに書けるよう過去問を使って練習をするとスムーズに問題が解けます。

単語

HSK4級の出題範囲は1200語の常用単語のため、過去問で出題されている単語はほぼ決まってきます。

なので下の級の単語とともに、過去数回分に出題されている単語を覚えれば大きく外れる事はありません。

もう1つ気をつけなければいけないのは、ピンインを覚えておくこと。

HSK4級の試験では選択問題と記述問題があり、さらに紙とコンピューター試験に分かれています。

もしコンピューター試験は用意されたPCでキーボードを使って中国語を打ち込む必要があるので、ピンインは絶対に覚えておく必要があります。

ただし私が受験した時はピンインを打ち込むと予測変換が出ていたので(笑)、とにかく単語の最初のピンインだけでも覚えておいた方が良いです。

ピンインが全くわからないと作文で出題された単語がわからない場合、手も足もでなくなってしまうので注意。

文法

HSK4級の試験は先にも説明した通り、文法の用法の正誤を判断するような問題はありません。

唯一HSK4級の試験で文法を使うとすれば文の並び替えと作文なので、過去問に出題されている文法の用法を覚えておく程度でも合格は可能です。

文の並び替えは文法を知らないと単語の語順を間違えてしまうため、「把」「被」「使」などの使役、「給」など特殊な使い方をする用法を覚えておく必要があります。

私は苦手な文法は中国語3〜4級の問題集を解いたり、説明を参考にしていました。

HSK4級の並び替えの文法も過去問を何回分か解けば繰り返し出てくるので、過去問ができるようになっていれば点数は取れます。

作文は「我是日本人。」「我很开心。」などの簡単な文を作れればほぼ問題ないかと思います。実際私も試験の時はこの程度の文法でしか中作文はできませんでしたが、点数は7割取れていました。

この勉強方法でHSK4級を受けた結果

HSK4級合格

私もご紹介した方法でHSK4級まで勉強をして、無事HSK4級合格しました!

HSKの受験級数を決める時にHSK3級、4級と両方過去問を解きHSK3級が7割以上、HSK4級が6割からスタート。

重点的に勉強した結果無事3ヶ月後にはHSK4級で、リスニング8〜9割、読解も8割以上正答できるレベルでの受験でした。

最初大学留学レベルと聞いてHSK4級の受験をビビっていましたが、無事に合格できて非常に嬉しかったです!

何よりもHSK4級の資格取得できた以上に、以前に比べて格段に中国語で現地の人と会話できるようになり資格取得の効果を感じています。

 

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中国語の不安が減ってくると、中国での生活もできることが多くなってきて楽しくなります。何より現地の人とのコミュニケーションが楽しいです!

HSK4級3ヶ月前なら過去問をマスターしておこう

HSK4級合格のためなら、3ヶ月前から過去問をマスターできるように勉強しておくのがおすすめです。

過去問の中でも「リスニング」「単語」の2つをマスターしておけば、十分に合格点は取れると思います。

HSK4級の出題範囲も決まっているので、過去問は回数を多くこなすこともマスターするくらいまで勉強するのがおすすめです。

私はHSK4級を取得して格段に現地の人とコミュニケーションが取れるようになったので、語学に集中的に勉強するのって大切なんだなと改めて思いました。

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