駐在妻のキャリア

海外駐在員よ、帯同妻が引きこもりになるストレスの元を知っている?夫が駐在妻にできること

2019年1月18日

夫の海外赴任に帯同した妻が一番苦労するのが、外国の環境に馴染むこと。

もちろん海外転勤の当事者である夫も環境や新しい仕事に慣れることに、苦労もあると思います。

これまで帯同してくる新米駐在妻さん向けに、少しでも参考にしてもらえたら…という視点で体験を書いて来ました。

しかし今回は海外赴任中の駐在員の旦那さん向けに、駐在妻が海外に来るとどういう環境で、引きこもりになってしまうのか?、また私が引きこもり気味になった時に実際に夫がしてくれて嬉しかったことを紹介します。

駐在員夫のそこのあなた!

心のどこかで、妻が専業主婦になって家でゴロゴロした生活ができているのに、さらに引きこもりなんて怠けている、と思っていませんか?

もし海外赴任先で妻が引きこもりになり、家から一歩も出なくなってしまったら、あなたならどうしますか?

夫の海外赴任に帯同した駐在妻が引きこもりになる理由

自分は普通に生活できているのに、どうして帯同する妻だけが引きこもりになってしまうんだろう?と思う駐在員夫さんも多いと思います。

そこでまず、帯同した妻が引きこもりになってしまう(しまいやすい)理由を実際の駐在妻の立場で解説したいと思います。

帯同した妻には夫の駐在する国にいる義務はない

海外赴任で駐在した夫と帯同している妻で、最も違うことはなんでしょうか?

答えは駐在員として赴任した夫と帯同する妻では、その国に住んで暮らす義務感が夫に比べて極めて薄いからです。

そりゃそうですよね。

自分の会社ならまだしも、夫の会社の都合なんですから…

ただでさえ言葉が通じない、文化や習慣も違う、そんな不安定な環境に「巻き込まれる」のが海外赴任の帯同した妻なんです。

そんな帯同した駐在妻が不慣れな環境の中で、今までできていたことができない挫折を経験すれば、外出するのも嫌になる時だってありますよ。

誰だって嫌な思いをしに出掛けるなんて、やりたくないですよね。

駐在夫さんの中には、

「自分はそんなに苦労せず、駐在する国に慣れたけどなぁ…」

という人もいるかもしれません。

でもそれは…

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あなたがすぐに赴任した国に慣れれたのは、同僚や現地スタッフに様々なサポートをしてもらいながら生活しているからですからーーー!残念!!(古)

夫の海外赴任で帯同した駐在妻の平日は孤独

駐在する国に引っ越した後、駐在員夫よりも駐在妻の方がずっと孤独で、心細く、右往左往することがストレスになると、ぜひわかってもらいたいです。

駐在夫は海外へ引っ越した次の日から、1日8時間以上、週5日会社へ出勤し、現地の会社の同僚や現地スタッフと過ごします。

駐在員夫は現地でもわからないことがあれば、会社の同僚やスタッフの人にすぐ助けを求められます。

会社によっては日本語が話せる現地スタッフを雇っているので、実は日本の会社と変わらず仕事を続けられる駐在員夫さんもいます。

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まさにうちの夫はすでに2年中国に暮らしていますが、中国語の語彙は在住8ヶ月の私の方があると思います!

それは実感あるわ〜

 

一方で家に残された妻には夫が会社へ行ってしまえば、サポートしてくれる人はおらず、常にひとりぼっち。

相談できる友だちも、安心できる夫もいない状況で慣れない場所で買い物に行ったり、色々なことに対応しなければいけません。

駐在員夫はある程度、信頼を置ける同僚や現地のスタッフに囲まれています。

でも駐在妻の場合は外で近寄ってくる全ての人に対して、安全なのか、なぜ話しかけてきたのか、危害は加えられないのか…を自分で判断しなければいけません。

そんなの毎日毎日繰り返していたら、誰だって気が滅入ると思いませんか?

駐在員夫より帯同した妻の方が現地の人と接する機会が多い

駐在した国での生活では夫が家にいない分、家電の修理や生活物資の配達、料金の支払い、子どもの学校とのやりとり…駐在妻は外部と家庭の窓口になります。

中国ではスーパーで買い物をする時にも店員が売り込みをしてくるので、相手を無視するか、中国語で対応するかしないといけません。

毎回毎回わからない言葉で話しかけられて、母国語でもない外国語で、その都度言葉が通じない不安などに直面しているんです。

私は実際に自分の中国語の発音で、現地のスーパーのおばちゃんに爆笑されたことがあります。

中国では発音が非常に大切で、発音がちょっと違うだけで全く違う意味になったりするので、それが面白いらしい…

しかし何が面白いかこっちはわからないので、「バカにされているのかな?」なんて不快に思うことも。

そんな日の後は、正直しばらく買い物に行きたくない。

毎日相手を無視したり、わからない言葉でまくしたてられたり、覚えたての言葉を笑われたり。

そりゃ外にでるの面倒だし怖いわ…ってなりますよ。

日本のようにぷらぷらウィンドウショッピングしたいのにできなかったりすれば、フラストレーションは日々溜まって行きます。

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イメージができない人は、洋服買いに行って話しかけないで!!っていうアレが毎日続くことを想像してみてください!

帯同した駐在妻はストレス発散の場所が少ない

帯同した駐在妻は本音を言える友だちや家族が近くにいないため、直接会ったり一緒に出かけたりして、ストレス発散がしにくく、引きこもりになる原因にもなると思います。

「駐在妻同士で友だち作ればいいんじゃないの?よく聞くじゃん」

と思われるかもしれません。

が、駐在妻の世界というのはそんなに単純なものではありません。

海外だって夫の同じ会社の上司の奥さんやお偉いさんの家族、他の日本人との関係構築には、やっぱり気を使いますよね。

そんな気を使いながらの関係で本音が言い合えるようになるまでには、相当な時間が必要です。

仕事もない駐在国で、お誘いに行きたくない時にも断る理由がほぼないので、良い関係を構築するためにはお誘いには行かないといけないし…

そんな状況になっている駐在妻って少なくありませんよ。

帯同している奥さんだって色々な個性があるので、団体行動が好きな人もいれば、個人行動の方が好きな人もいます。

駐在先の国で他の駐在妻さんとお付き合いすることが、必ずしも奥さんが快適に暮らすこととイコールにならない場合もある。

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ちなみに私は好奇心が強く、毎日やりたいことによってヤル気も大きく変わります。なので同じ人と毎日何かをやるのは超苦手。個人的なお付き合いは良いですが、団体行動は残念ながら向いていません。

それを旦那さんである駐在夫からも理解されているかどうか、は結構大事です。

駐在妻が引きこもりになりかけた時に嬉しい、駐在員夫の言動

帯同した駐在妻がもし引きこもりになっているかも?という状態になっていたら、駐在員の夫はどうすれば良いのでしょうか?

仕事は忙しい、慣れない環境やスタッフと働くのは大変だと思います。

でも帯同してきた妻だって、超葛藤しているんです!

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ここからは、私がもう外には出たくない!!と思って引きこもりがちになった時に、実際に夫がしてくれて、引きこもりから立ち直れたことをご紹介します。

引きこもりの妻のことを非難しない

引きこもりがよくないことは、帯同した駐在妻が一番よくわかっていることなので、言いたくなっても旦那さんである駐在夫からは言わないでください。

私も実際に外出が嫌になってしまったことがあり、最低限の買い物も毎日歩いて30分のスーパーに行きたくなくなり、家から10分の英語が通じるスーパーへ行くようになったことがあります。

現地の生活に慣れるためにも、健康のためにも遠い方のローカルなスーパーへ行った方が良いことはわかっていました。

でもどうしても足が向かないんです。

朝起きた時は「今日こそ出かけよう!」と思っても、家事をして家で時間を過ごすうちに、どうしても行きたくなくなってしまうんです。

自分にもどうしようもなくて、毎日そんなことを繰り返したりします。

そんな時に海外で唯一気が許せる夫にまで自分のことを非難されたら、妻はどう思うでしょうか?

駐在妻の話はとりあえず黙って聞いておけ!

駐在妻になると、とにかく本音を言い合える日本人と話す機会が、とても減ります。

だからこそ駐在妻にとって唯一腹を割って夫と話しができることが、夫に話しを聞いてもらえることでとても安心できるんです。

平日の昼間に日本の友だちと話せればいいですが、日本にいる人だって働いている人が多く愚痴を聞いてくれるほど優しくもありません。

そんな暮らしでは1日拙い外国語を話すくらいがやっとで、誰かと話しをする機会がほぼないんです。

ようやく夫が帰ってきて、今日はこんなことがあったとか、これが嫌だったとかを話すことができるんです。

女性の愚痴を嫌う男性も多いですが、私が思うに愚痴を言うことで忘れられたり、話ている間に事実が整理されて問題解決に繋がることも多いと思います。

あと「明日はこれをしようと思う」と夫に声に出して言うことで、そこに責任感や義務感が生まれ、本当に本当に行動できるようになることもあります。

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明日は○○が食べたいな、って言うのも効果的だと思います!「外に出たくないけど、ミートローフ食べたいって言われちゃったから行くか…」って本当になりますから!

 

駐在妻はとにかく褒める!夫が褒めなきゃ、承認欲求を満たせる場所はどこにもない

仕事をしている駐在員夫さんにとっては、毎日がチャレンジや失敗、成功など何かしらあると思いますが、駐在妻は自分から動かない限り、誰かに褒められたり、何かで成果があることはありません。

だからこそ心許せる夫から褒められることが、駐在妻にとっては日本にいる時よりも数倍の価値があります。

料理でも掃除でもなんでも良いので、いつもと違う、いつもより良いと思ったことは、きちんと褒めてください。

人間との付き合いがほぼないからこそ、「私ってなんのためにここにいるんだっけ?」と思いがち。

だけど自分でやってみたこと、できたことを人から褒められるだけで、「私もちゃんと成長している!」と思うことができます。

たったそんなことで?と思われるかもしれませんが、実際私は夫から褒められたことで自信を取り戻し、挑戦したいことが見つかりました。

休日は妻が一緒に行きたいところへ外出する

駐在妻は一人での行動が多いために、不慣れな場所、初めて行く場所はどんな感じかわからないので怖い、と思うこともあります。

「ネットで見た記事で紹介されている場所に行って見たいけど、言葉もわからないし…」

そんな不安で行く勇気が出ない場所でも、誰かと一緒に行った経験があれば次から1人でいけるようになります。

特にレストランやカフェなどは店によってオーダーのシステムも違いますので、1人で入るのは心細く、もしわからないことを言われたらどうしよう…とつい思ってしまうんですよね。

引きこもりとはいっても、「こういうところに出かけたい」と思っているのであれば、一緒に出かける体験を積み重ねることで、自分一人でも行動できる範囲は広がっていきますよ。

夫が自分の状況を理解してくれれば、妻だって動き出せる

駐在妻が引きこもりになる理由は1つだったり、本人の性格と環境が合わないなどの条件が重なることもあります。

駐在妻が引きこもりから脱するのに1番大切なことは、どんな理由であれ、夫の海外赴任に帯同した妻だって誰かのサポートが必要で、それは駐在員の夫であることを旦那さんが理解してくれるかなんです。

このままじゃダメだけど、自分ではどうしようもない…

そんな時には、どうしても駐在員夫の手助けが必要になります。

駐在妻の世界には気を紛らわすものが少ないからこそ、どんどん自分で自分を追い詰めてしまう人も見受けます。

駐在員夫さんは、どうか自分だけが頑張っているなんて思わないで、たまには奥さんと駐在妻生活についてどっぷり話し合う時間をつくってみてはいかがでしょうか?

きっと奥さん、とても喜びますよ٩( 'ω' )و

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