海外旅行中に肌がゴワゴワしたり、普段はできないニキビができて、朝鏡を見て肌が調子が悪いと凹みますよね。
この記事では実際に2年間海外に暮らしてみて、海外旅行でいつも肌荒れになってしまう理由に気が付いたのでご紹介します。
海外旅行なら尚更写真もたくさん撮りたいし、日本ではできないようなおしゃれもしたいし…
海外に住んで実践していた肌荒れ対策用のスキンケアについても併せて書いています。
次の海外旅行時の参考にしていただけると嬉しいです!
目次
海外旅行の肌荒れ発生理由は日本との環境の差の可能性大!
海外旅行でいつも肌荒れしてしまうのは、やはり海外と日本では環境の差が大きいと考えられます。
私が特に気になったのが水質と紫外線の2つです。
湿度に関しては私がいた中国深センや多く旅行していた東南アジアの場合、日本よりも湿度が高いことが多いので理由には挙げていません。
海外の水質の違いはこんなとこに影響する
日本と海外では水道から出てくる水質が違う国があり、シャワーや顔を石鹸を使って洗うことで肌荒れにつながっている可能性が高いと考えられます。
日本の水質は多くの場合「軟水」と呼ばれるミネラル分があまり入っていない水質です。
一方で中国を始めアメリカ、ヨーロッパなど多くの地域でミネラル分が多く含まれた「硬水」が一般的なようです。(参考:そのまま水を飲める国は何%?海外の飲料水事情とは-暮らしを潤すウォーターライフメディア Kirara)
硬水では、日本のせっけん成分が入った洗顔料などで洗うと泡立ちが悪くなります。中国も硬水なので、肌に良いと思って日本からもっていった「せっけんシャンプー」などは泡立ちが悪かったです。
せっけんの成分は硬水の中の成分とくっつくと、せっけんかすとしても残ってしまうそう。なので日本にいる時よりも長めに流さないと、翌朝すぐに髪がべとついたりしていました。
また個人的な意見ですが、硬水は肌がとても乾燥しやすい気がします。
私も夫も深センでシャワーをしていたら、頭皮がカサカサしてフケが出るようになってしまいました。乾燥と併せて水質により汚れやシャンプーがしっかり落ちていないのではないかな、と思います。
あまりにもよくならないので乾燥して頭皮が痒い時は、1日おきにシャンプーとお湯で流すだけの日を交互にしてみました。
すると痒みも乾燥もおさまっていたので、シャンプーや洗顔料と硬水の組み合わせも考えないと肌荒れに繋がりやすいのでは、と感じました。
中国の水道水については別の記事でも書いています。
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海外旅行は強い紫外線に長く浴びる機会が多くなる
海外で注意すべきは紫外線ですが、海外旅行では海などのレジャーや街歩きなど長い時間に外にいることが多いですよね。
海外では国や時期によっては日本より紫外線が強い、日照時間も長いことと外にいる時間が長くなることによって紫外線をいつもより多く浴びてしまうのも肌荒れの原因でしょう。
現在ではWHOの出しているUVインデックスという世界共通の指標で、紫外線の強さを比較することができます。
例えば紫外線がピークで比べてみるとこんな感じ。
- 日本(4月〜8月):8〜10
- オーストラリア(8月〜4月):10〜13
- シンガポール(全期間):10〜13
- タイ(2月〜10月):10〜12
(引用元:UV Index-WHO)
以前はオーストラリアの紫外線量が日本の6〜8倍なども言われていましたが、日本もピーク時はオーストラリアやシンガポール、タイと同じくらいの紫外線の強さになる時もあるようです。
ただし日本と海外で同じ紫外線量の時期だったとしても、日常生活と海外旅行では外での活動時間が違いますよね。
海外旅行では紫外線を長い時間浴びる機会が多く、さらに時期や国によって日本より強い紫外線量を浴びてしまうのでは、と考えられます。
私は大学時代に真夏のオーストラリアへ毎年1ヶ月ほど行っていましたが、やはり肌のゴワツキがひどく化粧品を1本使い切るほど保湿しないと肌の炎症が治まらなかった記憶があります。
海外旅行の肌荒れは「海外特有のやりすぎ」も原因?
海外で水や紫外線以外にの理由で考えられるのは、暑い国特有の空調の効きすぎ問題です。
特に暑い国に多いのがバス、電車、ショッピングセンターなどとにかく空調が効きすぎて、直に冷房の風を受けることもあります。
冷房が強い国といえば、代表格は香港。冷房はおもてなし、と言う感覚があるので本当にびっくりするほど冷房が効いています。
肌荒れの直接的な原因ではないかもしれませんが、冷房の強い風が肌に直接当たったり、冷えたりすることで間接的に影響はしていそうな気もしますよね。
暑い国へ旅行しても夜バスタブにつかると、足だけお湯の温度が熱く感じることがありますよね。そう言う場合は実は手足は冷房で冷えている、なんてこともあるのかも。
海外在住者が実践!海外旅行でもできる肌荒れ対策
海外で肌荒れになる可能性がなんとなくわかったところで、中国で2年間肌荒れ対策を行った結果、私が実践している海外でもできる肌荒れ対策を紹介します。
- すすぎ時間を長くする
- 朝は水洗顔or拭き取り化粧水を使う
- 毎日フェイスパックをする
洗顔のすすぎ時間は日本の2倍に
海外で洗顔料を使う場合は日本で流す時よりも2倍の時間、回数で流すようにします。
硬水は石鹸成分があると石鹸カスになりやすいとのことなので、日本で通常洗顔をする時よりも長めに流すようにしています。
すすぎ時間を長くすることで顎のニキビなどがよくできていたのが、だいぶできにくくなったなという感じでした。
朝は水洗顔または拭き取り化粧水を使う
以前は朝晩に洗顔料を使った洗顔をしていましたが、今は朝はお湯のみで洗顔か拭き取り化粧水を使うようにして肌荒れもだいぶしなくなりました。
海外の硬水で石鹸や洗顔料の成分が残りやすくて肌荒れの理由になるなら、いっそ洗顔料はやめてしまおう!と言うのがこれをやり始めた理由です。
お湯だけはなんだか不安、夜も暑くて朝も皮脂が出ている時などは拭き取り化粧水を使っています。
顔の汚れを取るなら洗顔に勝るものはないのでは…?と思っていましたが、意外にコットンで拭き取りをしてもコットンにしっかり色がついて汚れが見える!
ので、割りと拭き取り化粧水でも効果があるのではないかと思っています。
実際にフランスなどの女性は、拭き取り化粧水で拭き取るのを洗顔の代わりに取り入れているみたいですよ。
毎日フェイスパックをする
私は中国でも一時帰国の時に買い溜めして持って行ったシートマスクを1日1回していて、以前より肌の乾燥を感じにくくなったと思いました。
こちらの記事で皮膚科の先生が解説している内容にも、
シートマスクをつけると、肌の水分量が上がる。
引用元:Woman's Health
とのこと。
硬水や紫外線、冷房にさらされた肌に水分を足すことが、私の肌にはあっていたようでした。
シートマスクをしていると5〜10分つけている間に洗面台やお風呂場の掃除をサッとできたり、ボディークリームを濡れたりと「ながら」ができるので本当に便利です。
ただしシートマスクは長時間つけっぱなしにしておくと逆に水分が蒸発してしまうみたいなので、使うシートマスクの説明書き通りの時間は守った方が良いみたいです!
ちなみに私が毎日使っているのはルルルンと言う1ヶ月1日1回使える分(32枚)が入ったシートマスクです。
旅行の時は7枚入りの小分けタイプが売っているので、これをいつも持っていっています。
環境や行動が違う海外旅行、肌荒れにはスキンケアに工夫が必要かも
海外旅行での肌荒れは海外と日本での環境や習慣、また旅行で紫外線が強い場所に長時間いることなどが影響している可能性が高いです。
- 日本の軟水にくらべて海外は硬水がメイン
- 紫外線を長く浴びる機会が多い
- 強い冷房の風など
海外旅行で肌荒れが気になる方は、海外の特性に合わせてスキンケアも保湿を多めにするなど工夫が必要かもしれませんね。
私は海外旅行で乾燥がひどくなる傾向にあるので、保湿にかなり力を入れる、できるだけ乾燥しないようにするなど心がけています。
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