海外赴任帯同

夫の海外転勤で駐在妻に、1ヶ月で感じた家族帯同のメリットとは?

2018年5月8日

海外駐在中の彼との結婚って、決断することが多すぎて悩みがつきません。

「あれ、今、わたし人生でめちゃくちゃ大事なことを決断してるんじゃないの…?」

途中でうっすら不安に思ったものの、プロポーズされて結婚決めた1週間で休職&海外転勤帯同を決めちゃいました!

サクッと海外赴任の家族帯同を決められたのは、自分なりに海外転勤の帯同することで自分が受けられるメリットを考えられたからだと思います。

この記事では帯同1ヶ月が過ぎて、帯同前に自分で決めたメリットは本当に受けられそうか、を考えてみました。

結論を言ってしまうと、中国へ移住して生活してみて1ヶ月、自分が休職しても海外赴任中の旦那に帯同してやっぱりよかった、と今は感じています。

あえて駐在妻の道を選んだけど、将来良いことは起こりそう?

海外赴任で帯同してきて1ヶ月ですが、日本で会社員をしているだけでは体験できないこと、きっとやらなかったことができるようになっています。

帯同1ヶ月で感じた海外生活を経て得られたメリットは今の所3つ!

  1. 中国、日本という国の理解
  2. 自分の目標の発掘
  3. 夫婦二人三脚で生活する感覚

この3つとも、休職、帯同、海外生活といったことがなかったら、分からなかったことだと思うのでこれがわかっただけでも、貴重な体験なんだと思います。

休職してキャリアが止まっても必要だったのか?と聞かれたら、私は迷わずYes!と答えるでしょう。

なぜなら日本での会社員の生活は、こんなことを考える余裕もないくらいに時間に流されていたから。

だから帯同1ヶ月で、休職した後悔は吹き飛びました。

中国と日本。それぞれの文化に客観的になれた

中国に来てから海外に住んだからこそわかったことが、2つあります。

  1. 日本で報道されている中国のイメージは必ずしも正解ではない
  2. 日本の良さ

日本では中国は大気汚染や治安が悪いというイメージがありましたが、実際に深センでは青空が見えるくらい空気は綺麗です。

治安はさすがに日本と同じとまでは行きませんが、日中に女性1人で歩いても問題がないほど治安は良い。

スリが多いと言われていますが、現地の人もリュックを後ろに背負うくらい治安は良くなっています。

中国に住んで1ヶ月で感じたのは、日本は本当に「秩序」がある国だなと思いました。

バスや電車の列に1列に並んだり、時刻表通りに来るのが当たり前。

中国では電車やバス停では1列で並ぶのは苦手ですし、電車やバスに時刻表もないです。

中国では買い物のビニール袋が有料なので、レジでは袋が必要か聞かれます。

日本では当たり前に袋詰めされて、毎回「袋いりません!!」というのが煩わしかったのに、今は「いりません」というだけなんて楽だ…

とか(笑)。

その他にも今まで日本での暮らしで当たり前のことが当たり前ではなくなり、しかもそれって本当に必要なのか?さえ考えさせられるようになってきました。

今まではなんの疑いも持たなかったことなのに!

他愛もないことですが、今までの当たり前とは違う環境に身を置くことで、本当にそれって必要なのか?と考え始めています。

もしこの視点を元に仕事へ戻ったら、今までに思いつかなかったアイディアが出せるんじゃないか…

そんな漠然としたことも考えられるようになってきました。

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これを楽天家という!(笑)

本当の自分の目標ができた

自分の中で身に付けたいことが明確になったので、仕事以外で自分の目標が見つけられました。

「旦那さんと一緒に暮らすため」が海外赴任帯同の理由になってしまったら、旦那さんにご飯作って、掃除して、で目的が達成されてしまい毎日を暮らしてしまっていた気がするから、これは本当に良かった。

私は人って課題がないと、自分から積極的に動いていかないと思っています。

だから自分のための帯同理由をしっかり持っておかないと、「日本にいたら絶対もっと出世し続けていたのに、あなたが中国に来いって言ったから」と、後で夫を責め始める気がしました。

彼からプロポーズされた3ヶ月前くらいから、仕事がしんどすぎて精神的には限界な日々でした。

だから結婚が決まってから、サクッと海外赴任の帯同も決められました。

しかしその直後、仕事もうまくいき始めて、役職をもらって、何人もの後輩をまとめる立場になりました。

その瞬間、帯同を決めたのは自分なのに、部下たちを放って行くことに、後ろ髪引かれるところもありました。

でも私の限界な姿を見てプロポーズをしてくれた旦那さんに、責める言葉を伝える自分にはなりたくない、と思ったからこそ、帯同後の目標も必死で見つけられました。

中国語が話せるようになりそう

今まで苦手意識が強かった中国語の勉強を続けられているのも、帯同して良かったと思えるメリットです。

私は大学で中国語を半年やった時から、英語が話せれば中国語なんて話せなくても良い、という偏った考えでした。

中国へ移住するということが決まっていても、日本にいるときは勉強のモチベーションがなかなか湧かなかった中国語。

でも現地に住んだら、言葉ができないとなかなか不便なことも多いので、割と必死に勉強できています(笑)。

もともと切羽詰まらないとやらない性格ですが、やっぱり一人でどこにでも遊びに行きたいので、生活すると違うんだな、と思いました。

30歳超えてまた新しいことを始めるきっかけなんて、会社員をやってるだけではそうそうないと思うので、帯同を決めて良かったと思いました。

時間がないの言い訳はきかないから、思い立ったらチャレンジできる

会社員の時は、「今は仕事が忙しいから時間がなくてできない」と思っていたことも、たくさんありました。

でも実際には「時間がない」わけじゃなくて「やる気がない」だけだったんだな、と思いました。

やりたいと思っていることって、今絶対やらなければいけないことではないから緊急度が低い。

だけど、自分の中ではやりたいって思っているから重要度は高い。

でも切羽詰まったことではないので、結局「時間がない」せいにしてやらないことの方が多かったです。

中国に来て1ヶ月、「時間がない」という状況がまずないです(笑)。

例えば本を読みたいって思ったら、時間はたくさんあるから読まない理由ってないよね。

「今日は本を読もうと思ったけど、忙しくてできなかった」って状況が生まれることってほとんどないので、やらざるを得なくなります。

この1ヶ月、言い訳がきかないので毎日家事をして、家の周りを散策して、中国語を勉強するために机に向かって、知人に頼まれた文章を書いたりしています。

「時間がない」言い訳ができなくなったから、この1ヶ月で中国深センでの行動範囲はかなり広くなりました(笑)。

こっちでの生活も慣れ始めて、シェア自転車グイグイ乗り回してますし、最初渡れなかった車が迫り来る横断歩道も渡れるようになりました。

海外生活でできなかったことが一人でできるようになると、非常に達成感があります。

日本で会社員続けていたら絶対できなかったことなので、中国に来てよかったなと思っています。

海外では夫婦二人三脚が強くなる

私たちの結婚生活は中国でのスタートでしたが、見知らぬ土地での暮らしは夫婦二人三脚でいる感覚が強く、中国生活ならではなのでは?と思います。

見知らぬ土地で、言葉も通じない場所で暮らすのは、予想以上にストレスも多かったです。

私は日本から見た「夜中に公安(警察)に踏み込まれた」記事を見て、夜寝てたら玄関から誰か入ってくるかも…と不安に(何もしていないのに 笑)。

なんとこれが理由で2週間くらいよく眠れませんでした(笑)。

そんな中でやっぱり隣に夫がいると安心できるし、結婚してよかったなと実感することができました。

夫も中国では、会社で日本語を話せる現地スタッフがいるので言葉の問題はさほど困っていないようですが、日本では起こりえないトラブルが発生することが日常茶飯事の様子。

夫の上司は単身赴任で、奥さんが遊びにいらしてた時に食事をご一緒して、上司さんがものすごく嬉しそうでした。

それだけ慣れない土地で1人で海外で暮らすのは大変なことで、私が中国へ帯同して夫も嬉しいとのこと。

(スーパーには、よくわからない食材並んでる…)

もやもやっとした気持ちを誰にも話せず、共感してくれる人もいなかったら、ずっと自分の中で嫌な気持ちの行き場所もなくなると思うと、夫婦2人でいるのが大事なんだなと思います。

日本では隣にいて当たり前になっていたかもしれないので、夫婦でいる意味を考えられた良い機会でした。

帯同1ヶ月、休職したことに後悔はありません!

ということで休職して海外赴任に帯同していますが、今の所自分のメリットになることしかない、と考えています!

海外赴任中の彼氏と結婚して、家族帯同の道を決断するのは非常に勇気がいることです。

特に会社員は休職には仕事の引き継ぎ、後任の選出など、自分の決断がたくさんの人に影響を与えるので、後にも引き返せないし。

でも駐在妻になる人にも、「家族帯同なんてしなければよかった」と思って欲しくないので、この記事を書きました。

帯同してまだ1ヶ月ですが、私は帯同して良かったと思っています。

ただ1ヶ月でやっぱり海外生活に向いていなかった、という人も少なくありません。

それはどちらが自分にとって良いか、は実際にやってみなければ分からないこともあります。

だからこそ、自分の戻る道を残すことも必要だと思います。

私はそのために仕事は休職を取りました。

 

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